着物産地情報 一覧

十日町きものフェスタ 2019に行ってきました

先日十日町きものフェスタ 2019に行ってきました!十日町にはお客様も仕入先様もあり、一日満喫させていただきました。やっぱり着物のまちですね!

今回は東京織物卸商業組合の仕事として記者会見にも初めて参加しました。少し緊張しましたが、いい経験でした。

そして今年の最高賞「経済産業大臣賞」は吉澤織物株式会社様の「吉祥大和絵春秋襖絵図」が見事に受賞されました。

記者会見でも、18歳成人後の式典についての議論もありましたが、十日町市もまだ決まっていないそうです。着物のまち十日町から早くこれまで通りの式典開催を決定してもらい、新潟県内にも影響力を発揮してもらいたいですね!

経済産業大臣賞の振袖です。

記者会見の様子です。

京都研修二日目

先週実施しました、京都研修二日目は室町の染屋さんを中心に訪問させていただきました。二日目もみんな真剣に学んでいました。

僕も久しぶりに室町を回りましたが、染物の生産環境はこの5年で様変わりしたことを実感しました。まず、京都の地価高騰などもあり、着物のメーカーや問屋が並んでいる室町通りにも、かなりホテルやマンションなどが増えました。(この辺は東京の堀留も同じですね。)

その為、廃業や縮小するメーカーが増えて、売場の総面積がかなり減りました。そして結果としてメーカーの見込み生産が激減し、新鮮で面白い商品が少なくなってきています。

丸上の仕入れも以前は現物を手配することが出来ましたが、今では各メーカーとじっくり打ち合わせて発注するスタイルが大半になってきています。結果仕入担当者の出張日数がかなり増えています。

ある意味商品を持てる問屋とそうでない問屋での差が広がるのでチャンスかもしれません。しかし、エンドユーザーの好みも多様化していますので、新作自体の生産量が減っていることは業界にとってマイナスだと思います。

このような流れの中で、丸上がどのような役割を果たすべきかを考えていきたいと思います。

岡本隆志さんの工房

先日久しぶりに岡本隆志さんの工房を訪問させていただきました。今年から小紋を担当する荒川さんと一緒です。

岡本さんは昨年少し体調を崩されたこともありましたが、お会いすると変わらずお元気で安心しました。

荒川さんは工房に伺うのは初めてでしたので、図案の多さと素晴らしさに感動して、

「これは何時間でも見てられますね!」

とやる気マンマンでした。時間をかけてじっくり柄を選んで製作をお願いしてきました。また、実際の型を見せていただきながら製作工程を学ばせていただきました。

岡本先生は国画会工芸部正会員ですので、5月に国立新美術館で開催される国展向けの製作も行なっていて、大変多忙なので完成までは数ヶ月かかりますが、今から完成が楽しみです。

925日

先週は米沢の機屋会で講演をさせていただきました。諏訪好風先生から依頼を受けて、最初にお話させていただいたのが2016年7月13日でした。それから数えてみると早いもので925日が経過していました。

今回はそれぞれの立場でこの925日間どんな取り組みをしてきたのかを突き合わせるいい機会だったと思います。僕の話が産地の方にお役に立てたか分かりませんが、僕としては自分自身を振り返る大変良いタイミングでした。

お話したのは、これから業界は変化するし、時代は変えられるという趣旨でした。まだまだ丸上としてもできていないことがたくさんあるなか、少し恥ずかしいところもありましたが、改めて前を向いて頑張っていきたいと思いました。

業界環境が厳しい中でも、米沢には頑張っている方がたくさんいました。これからは各段階で協力しあって、お客様に喜ばれるようにしていきます。

また、米沢の方々に大変良くしていただきました。本当に感謝しております。ありがとうございました。

長ぐつ

昨日から米沢に来ています。米沢は僕の人生では初めての吹雪でした。(雪国ではよくある程度だそうです。)

ありがたかったのは、駅で長ぐつを貸してくれたことです。これがなかったら大変なことになってました。

今日も一日メーカーさんをまわります。

鹿児島出張

先週のことですが、久々に鹿児島に行ってきました!天気にも恵まれましたが、やっぱり東京よりだいぶ暖かいですね。

僕は社長になる前は紬の仕入れをしていましたので、全国の織物産地をまわることができました。そのおかげで、どこに行ってもお世話になった方々がいます。とても貴重な経験をさせていただきました。

鹿児島に限らず、全国の産地では実際に商品を作る職人さんの後継者不足の問題を抱えています。昨日のニュースでも大卒初任給が過去最高というものがありましたように、労働条件は全体的に改善している中で、未来の後継者を作っていく為には第一に労働環境の整備も必要になります。

そのためには、”呉服市場の拡大”と”商慣行の改善”を同時にをしていかないと業界としての継続性が失われる可能性があることを感じました。「売上増は七難隠す」という言葉もありますが、やはり市場規模を増やすと様々な問題が解決してくると思います。そのためにも着物の魅力、紬の魅力をもっと問屋としても発信していくことをやりたいと思います。産地の方にはものづくりに集中してもらって、流通、小売の段階がもう少し頑張らないと足元から崩れてしまいます。

言うのは簡単でやるのは大変ですが、来年には平成という時代が終わりいよいよ本格的な変革の時期になることは間違いありません。今こそ業界の発展のためにルールの再構築が必要になります。これからは各段階の役割分担と効率化と円滑な連携をしなければいけません。

 

鹿児島の象徴桜島です。

奄美の里の庭園です。いつ来ても素晴らしいです。

鹿児島といえば、ざぼんラーメンです。初めての出張からかかさず通ってます。前任の清さんも大好きでした。

新潟研修二日目

昨日の新潟研修二日目は小千谷の産地を回りました。

まずは、小千谷ちぢみを製作している機屋さんへ。小千谷ちぢみはだいぶ需要と供給のバランスが合ってきたようです。小売店さんから商品要望なども出て、将来的にはオリジナルの発注なんかも面白いのではないかと感じました。

続いて高三さんのくるまや工房にいきました。高三さんは柿泥染や松煙染で有名です。柿渋で糸を染めていました。すごい量ですね。

小千谷の絣は木羽定規を使った技術が有名です。蔵にはこんなにたくさんの木羽定規が保管されていました。機屋さんの力を感じます。

高三さんが媒染の実験をしてくれました。右の容器は水道水。左の容器は工房で取れる地下水です。それぞれに柿渋を入れると、こんなに色の違いが出ます。秘密はここの地下水は鉄分がすごく多いので、それが媒染剤の役割を果たすそうです。ここに行かなければ見られない実験でした。

せっかく行ったので、自分用の着物を購入しました。産地に行って、学んで、買って、着る。これが一番知識が定着します。

最後に産地問屋さんを訪問しました。江戸時代の麻の織物を見せていただきました。ものすごい糸の細さと、軽さでした。

あたらめて、産地で学ぶこと、機屋さんと小売店さんをつなぐことの大切さを認識しました。お世話になった皆様、どうもありがとうございました。

 

 

久米島紬組合理事長にお越しいただきました

先週のことですが、久米島紬事業協同組合の理事長 松元徹様に日本橋丸上にお越しいただきました。

久米島紬事業協同組合は来年設立50周年を迎えるそうで、記念事業を検討するために東京に視察にいらっしゃいました。わざわざ丸上まで足を運んでいただき、とても嬉しいです。

松元理事長から久米島紬の生産の現状を色々教えていただきました。今一番力を入れているのは、やはり後継者育成だそうです。後継者が誇りを持って仕事をしてくれるように、久米島の環境や強みを活かして新しい取り組みもされているそうです。

丸上も流通の立場として、しっかり役割が果たせるよう頑張っていきたいと思います。

今年最初の出張です

今日は今年最初の産地出張で結城まで行ってきました。

やっぱり定期的に産地を訪問して変化を感じることをは大切ですね。

結城では、糸を紡ぐ職人さんがかなり減っているそうです。そのなかで後継者育成の為に、本場結城紬卸商協同組合が中心となって、「糸つむぎ養成講座」を始めるそうです。

厳しいなかでも各産地で創意工夫をして、伝統技術を伝える取組みをしています。是非とも頑張っていただきたいです。

生糸の値段が上がっています

今日のブログは少し真面目な話で、今年の後半に生糸の値段がかなり上がっているそうです。このところ仕入先の方と話すとこの話題ばかりです。

今年の6月の情勢を見ますと、春繭の収穫が大幅に減産しているにもかかわらず、インドやヨーロッパの需要は旺盛のようで、需要と供給の関係で糸価の相場は上昇傾向にあります。それに加えて中国国内の景気が良好で、人件費の高騰、養蚕離れもあり、生産コストはあがる一方だそうです。

2018年もこの流れは元に戻るとは考えにくく、値上がり傾向は続く可能性が高いそうです。

着物の業界環境が厳しいなかで、このような状況ですが、やはりいい商品を確保する事がエンドユーザーの満足につながるので避けては通れない問題です。今後も情勢をよく見ていきたいと思います。