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今回のテーマは〈付下げ〉。 以前の付下げの格付けは訪問着の少し格下の扱いでしたが、訪問着の使用頻度が少なくなってきたいま、柄付けも華やかになり訪問着に匹敵する程となってきました。 華やかすぎず、砕けすぎず。 帯次第で如何様にも使いこなすことの出来る付下げは、現代に合わせた〈進化した着物〉の姿なのかもしれません。 月白に近い明るい薄灰色にエレガントな雰囲気の付下げは、スッキリとした縦の柄…
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今回のテーマは〈付下げ〉。 以前の付下げの格付けは訪問着の少し格下の扱いでしたが、訪問着の使用頻度が少なくなってきたいま、柄付けも華やかになり訪問着に匹敵する程となってきました。 華やかすぎず、砕けすぎず。 帯次第で如何様にも使いこなすことの出来る付下げは、現代に合わせた〈進化した着物〉の姿なのかもしれません。 一つのモチーフを規則的に繰り返して縦や横に割ることの出来る柄のことを〈割付…
今回のテーマは〈付下げ〉。 以前の付下げの格付けは訪問着の少し格下の扱いでしたが、訪問着の使用頻度が少なくなってきたいま、柄付けも華やかになり訪問着に匹敵する程となってきました。 華やかすぎず、砕けすぎず。 帯次第で如何様にも使いこなすことの出来る付下げは、現代に合わせた〈進化した着物〉の姿なのかもしれません。 優しいピンク色に染められた宝尽しに花筏(はないかだ)の模様は、お子様の入卒…
No.79 今回のテーマは〈付下げ〉。 以前の付下げの格付けは訪問着の少し格下の扱いでしたが、訪問着の使用頻度が少なくなってきたいま、柄付けも華やかになり訪問着に匹敵する程となってきました。 華やかすぎず、砕けすぎず。 帯次第で如何様にも使いこなすことの出来る付下げは、現代に合わせた〈進化した着物〉の姿なのかもしれません。 松は四季を通じて緑を保つ常盤(ときわ)色から、吉祥をあらわす…
今回のテーマは〈付下げ〉。 以前の付下げの格付けは訪問着の少し格下の扱いでしたが、訪問着の使用頻度が少なくなってきたいま、柄付けも華やかになり訪問着に匹敵する程となってきました。 華やかすぎず、砕けすぎず。 帯次第で如何様にも使いこなすことの出来る付下げは、現代に合わせた〈進化した着物〉の姿なのかもしれません。 どっしりとした重たい色合いの付下げには、波と枝垂れ柳。 桜の咲く頃に芽吹…
No.72 年の瀬や年始の御挨拶にふさわしい落ち着きのある色合いの付下げには、熟練した職人の手により金加工が施されております。 押し寄せては繰り返し、永遠に続く幸せのモチーフでもある波。 種類を変えて何通りもの波の意匠を象った縁起の良い着物に合わせた帯は、令和の御代を祝うデザインの袋帯です。 天皇陛下の梓・皇后陛下のはまなす・内親王殿下愛子様の五葉躑躅をモチーフに、唐織の手法で佐賀…
今回のテーマは、付下げのカジュアル・ダウン。 準礼装である付下げを、洒落袋帯などでお食事会や観劇などの〈お出かけの街着〉ぐらいの気軽に着れる様にしてみよう、というイメージです。 付下げの柄も格が高い古典文様よりは、モダンな雰囲気のものや季節のモチーフの物を選んだ戴いた方がテーマに合わせやすいかと思います。 帯も、金糸銀糸はひかえめに。 洋服でいうと、ツイード・ジャケットのスーツやシルクのワ…
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いまの感覚で着物をコーディネートする時に、多くの方が重要視するのが〈色〉だと思います。 暖かくなり始めた今月は、春を感じる色〈黄色〉をテーマにコーディネートしてみました。 有彩色の中でも、一番明るい色の 〈黄色〉。 菜の花、金糸雀、梔子、蒲公英、檸檬、刈安、鬱金。 和の色でも、ひときわ美しい文字に心ときめきます。 個人的なイメージでは、ウキウキと楽しく可愛らしくのんびりと長閑。…
いまの感覚で着物をコーディネートする時に、多くの方が重要視するのが〈色〉だと思います。 暖かくなり始めた今月は、春を感じる色〈黄色〉をテーマにコーディネートしてみました。 有彩色の中でも、一番明るい色の〈黄色〉。 菜の花、金糸雀、梔子、蒲公英、檸檬、刈安、鬱金。 和の色でも、ひときわ美しい文字に心ときめきます。 個人的なイメージでは、ウキウキと楽しく可愛らしくのんびりと長閑。幸福…
「着物一枚に、帯三本」という言葉を聞かれた事も多いと思います。 一枚の着物を帯を変えて着こなす、その時に大事なのは〈着物の上品さでは無いか?〉と考えます。 淡いグレーの付下げの紋様は菱松葉。格調高い模様ながら抽象化してあるので、どの様な帯にも合わせやすいと思います。 今回は優しい色味の唐織の帯と合わせましたが、黒の分量の多い帯なら都会時なシャープさを。 先週の様な白と金の優美な模様の帯…
伸びやかに絡まり合い多方向に葉を繁らせる蔓草。 葉やつるが曲線を描く文様は、古代から世界的に見受けられます。実を抱いた葡萄唐草や咲き誇る牡丹をあしらった牡丹唐草など、吉祥文様としてお慶び事にもお使いいただけます。 色も模様も優しい藤色の付け下げに、シャープさを感じる白い帯。 ぼやけがちなコーディネートを、少し濃い色の小物で引き締めました。 濃淡のみで色数をあまり使わないコーディネートは…
淡い色合いの霞ぼかしの長襦袢は、上品な可愛らしさ。 飛び柄の…
冬の夜空やオーロラ、流れる雲や風を想像させる様な濃紺の付下げ。 絞りの伝統的な手法を型染めの技法で表した摺り匹田の着物は、可愛くなり過ぎずどの年代にもお使いいただけます。 合わせる袋帯は、鏡紋の(手織り)袋帯。開運や子孫繁栄もあらわす神秘的な鳳凰柄も相まって、格調高さを感じさせます。 着物スタイリング/吉澤暁子 着物/京友禅 帯/織匠神宮寺 帯締め/和小物さくら 三段鎧ぼかし …
格調高い菊菱の文様は、甘くなり過ぎず凛とした印象。また爽やかな水色は、どの年代の方にも使っていただきやすい万能色。文様の上に施した(胡粉の)暈しが、その凛とした雰囲気に優しさを加えております。合わせる帯は、繊細な刺繍をたっぷりと施した袋帯。透け感のある蘇州刺繍や相良縫で立体感を出した、これも年齢を選ばないまたスッキリとした魅力的な帯。 格の高い唐組の帯締めと、着物や帯とリンクした紺色を一筋配色し…
冬に向かうこのシーズンだからこそ、魅力的に見える雪の結晶模様の友禅付け下げ。 着物姿でクリスマスパーティーにお出かけいただく際にも、きっと注目の的間違いなしです。 冬の空を思わせる澄んだアイスブルーと、教会の天井画を思わせるアカンサス文様の袋帯。 どちらも洋風のテイストが感じられるので、普段着物を着慣れない方にも楽しんでもらえるコーディネートになったと思います。 着物スタイリング/吉澤…