No.50
ダマスク織とは、植物や花や果物などを使ってパターンを繰り返して作られた模様のこと。
ヨーロッパでは室内の装飾などでも好まれる、このエレガントな紋様。
オリジナルとして新しく地紋から起こしていたき、美しい地紋を楽しめる色無地に染め上げました。
シンプルだからこそ、色により雰囲気が全く違う。
お気に入りの一枚を見つけていただければ嬉しいです。
〈菜の花〉
色無地というと紋が入っているもの、というのが当たり前に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
紋を入れずに着用すると、小紋と同じ格の扱いになるので普段着にもお使いいただけます。
色合いや地紋にもよりますが紋付きの羽織を合わせていただければ格を上げることも出来ますので、普段着には自由な発想で着こなして戴ければと思います。
明るい菜の花色の色無地に合わせたのは、優しく楽しい色合いの木屋太の袋帯。帯まわりの小物も、しっかりとしぼのあるカラフルなうずら縮緬の帯揚げと花のような凹凸のある組み方も可愛い小桜組み。
色を取り入れて質感も楽しんだ、普段に着こなして戴けるコーディネートになりました。
きものスタイリング/吉澤暁子
着物/日本橋好みオリジナル地紋色無地 監修吉澤暁子 菜の花
帯/木屋太
帯締め/和小物さくら 丸台両面小桜細新色カジュアル
帯揚げ/和小物さくら うずらちりめんさくら大小倫出し